Goal
Phoenix-FrameworkでのJavaScriptへの値の渡し方を習得する。
Dev-Environment
OS: Windows8.1
Erlang: Eshell V7.1, OTP-Version 18.1
Elixir: v1.1.1
Phoenix Framework: v1.0.3
PostgreSQL: postgres (PostgreSQL) 9.4.4
Erlang: Eshell V7.1, OTP-Version 18.1
Elixir: v1.1.1
Phoenix Framework: v1.0.3
PostgreSQL: postgres (PostgreSQL) 9.4.4
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この記事ではJavaScriptへ、
Phoenix-Frameworkで使っている変数の値を渡す方法を記述しています。
Phoenix-Frameworkで使っている変数の値を渡す方法を記述しています。
後半の方は知的好奇心を満たすためだけのものですので、ご注意下さい。
Ruby on RailsでJavaScriptへ渡している方法と同じなので、
そちらの方法をご存知の方は見る必要がないと思います。
そちらの方法をご存知の方は見る必要がないと思います。
Index
From Phoenix to JavaScript you pass a value
|> Before you start
|> Pass a value
|> Using content_tag/3
|> Little experiment
|> Extra
|> Before you start
|> Pass a value
|> Using content_tag/3
|> Little experiment
|> Extra
Before you start
検証を行うためのプロジェクトを準備します。
既に作成している適当なプロジェクトがあれば、そちらで試しても構いません。
既に作成している適当なプロジェクトがあれば、そちらで試しても構いません。
Example:
>cd path/to/create/directory
>mix phoenix.new pass_by_value
>cd pass_by_value
>mix ecto.create
>mix phoenix.server
Ctrl+C
準備終わり。
Pass a value
早速、JavaScriptへ値を渡してみましょう。
デフォルトで生成されているPageコントローラのindexアクションで適当な変数を渡します。
File: web/controllers/page_controller.ex
defmodule PassByValue.PageController do
use PassByValue.Web, :controller
def index(conn, _params) do
render conn, "index.html", hoge: "hoge"
end
end
indexテンプレートを以下のように編集して下さい。
File: web/templates/page/index.html.eex
<script language="JavaScript">
function sample() {
var e = document.getElementById("hoge");
var value = e.getAttribute("data-hoge");
window.alert(value)
}
</script>
<div id="hoge" data-hoge="<%= @hoge %>">
<a onclick="sample()">hoge</a>
</div>
動作的には、aタグのリンクをクリックすると渡している値をアラートで表示するだけです。
HTML5にある独自データ属性を利用しています。
(data-*で記述される属性です。)
(data-*で記述される属性です。)
Using content_tag/3
Phoenix.HTMLのcontent_tag/3関数を利用して、書き換えてみます。
File: web/templates/page/index.html.eex
<script language="JavaScript">
function sample() {
var e = document.getElementById("hoge");
var value = e.getAttribute("data-hoge");
window.alert(value)
}
</script>
<%= content_tag(:div, raw("<a onclick=\"sample()\">hoge</a>"),
id: "hoge", data: [hoge: @hoge]) %>
少し、ごちゃごちゃしたような気が…まぁいいや。
Little experiment
幾つか思いついたことを実験してみます。
Q: Elixirの埋め込みコード使えるの?
A: 使えます。
記述しているのはEExテンプレートに対してですので、
こういう風にElixirコードの埋め込みでも書けます。
こういう風にElixirコードの埋め込みでも書けます。
Example:
<script language="JavaScript">
function sample() {
window.alert("<%= @hoge %>")
}
</script>
<a onclick="sample()">hoge</a>
ただ、個人的にはあんまりよくない書き方な気がする。
JavaScriptのコードに対して、埋め込みとはいえ別言語の記述が混じるわけですから。
JavaScriptのコードに対して、埋め込みとはいえ別言語の記述が混じるわけですから。
最終出力は、結局HTMLやJavaScriptになるとしても、
プログラムをする時に、複数の言語が混在するわけですから…
プログラムをする時に、複数の言語が混在するわけですから…
Q: マップやリストの値を渡したらどうなるか?
A: 実行時エラーになる。
渡す値のデータ形式がElixirのマップやリストだったらどうなるでしょうか?
まずは、content_tag/3を使って渡してみた。
まずは、content_tag/3を使って渡してみた。
実行時エラーとなりました。
正確に書くなら、content_tag/3の引数(属性)を解釈する段階で失敗する。
属性の解釈ができないと書いた方が良いかもしれない。
関数の問題なのでどうにもならん。
(詳しく知りたければ、Phoenix_HTMLのソース見て下さい。)
属性の解釈ができないと書いた方が良いかもしれない。
関数の問題なのでどうにもならん。
(詳しく知りたければ、Phoenix_HTMLのソース見て下さい。)
おそらく、マップを渡しても同様のエラーになるのが簡単に予想できるので、
content_tag/3を使わないで渡してみる。
content_tag/3を使わないで渡してみる。
Example:
defmodule PassByValue.PageController do
use PassByValue.Web, :controller
def index(conn, _params) do
render conn, "index.html", hoge: ["hoge", "huge", "foo", "bar"]
end
end
<div id="hoge" data-hoge="<%= @hoge %>">
<a onclick="sample()">hoge</a>
</div>
実行して動作を確認したが、リストの内容が一つの文字列(?)になって表示される。
[“hoge”, “huge”, “foo”, “bar”] → hogehugefoobar、といったように。
[“hoge”, “huge”, “foo”, “bar”] → hogehugefoobar、といったように。
とりあえず、実行はできるようなのでマップの方も渡してみる。
Example:
defmodule PassByValue.PageController do
use PassByValue.Web, :controller
def index(conn, _params) do
render conn, "index.html", hoge: %{"foo" => "bar"}
end
end
実行エラーで落ちますね。
エラーの内容を読むと、EEx(HTML)テンプレートで解釈できるデータ形式じゃないからっぽいですね。
エラーの内容を読むと、EEx(HTML)テンプレートで解釈できるデータ形式じゃないからっぽいですね。
そりゃそうか…ってことはEEx(HTML)テンプレートをこう変えてあげれば問題ないですね。
Example:
<div id="hoge" data-hoge="<%= @hoge["foo"] %>">
<a onclick="sample()">hoge</a>
</div>
こうすれば、key:”foo”の値がでますね。
しかしそうすると、Ectoでよく使うデータ形式である、
リストマップ([%{…}, %{…}])で複数のデータを渡したい時はどうしましょうね。
リストマップ([%{…}, %{…}])で複数のデータを渡したい時はどうしましょうね。
もう少し、実験してみましょう。
Q: EctoでDBを検索して返ってくる値を渡せないの?
A: JSON形式に変換して渡す
この方法が正しいのか分かりません。
ただ、複数の値を渡すための共通のデータ形式が、JSONしか思いつかなかったんです。
なので、一例としてって程度で…
ただ、複数の値を渡すための共通のデータ形式が、JSONしか思いつかなかったんです。
なので、一例としてって程度で…
これは動かない…
Example:
defmodule PassByValue.PageController do
use PassByValue.Web, :controller
def index(conn, _params) do
render conn, "index.html", users: [%{name: "hoge"},
%{name: "huge"},
%{name: "foo"},
%{name: "bar"}]
end
end
<%= for user <- @users do %>
<div id="user" data-user-name="<%= user.name %>">
<a onclick="sample()"><%= user.name %></a>
</div>
<% end %>
いっそのこと、JavaScriptの関数の引数で渡してみましょうか。
そうすれば、JavaScriptの関数内に直接埋め込みコードを記述するわけではないので、見苦しくはならないはず…
そうすれば、JavaScriptの関数内に直接埋め込みコードを記述するわけではないので、見苦しくはならないはず…
しかし、マップは参照してあげないとEExで解釈できない。
よし!JSONにエンコードしたデータを渡そう!!(妙案)
よし!JSONにエンコードしたデータを渡そう!!(妙案)
これで、一応実行できる。
Example:
defmodule PassByValue.PageController do
use PassByValue.Web, :controller
def index(conn, _params) do
users = Poison.encode!([%{name: "hoge", age: 20},
%{name: "huge", age: 21},
%{name: "foo", age: 23},
%{name: "bar", age: 25}])
render conn, "index.html", users: users
end
end
<script language="JavaScript">
function sample(users) {
console.info(users)
window.alert(users)
}
</script>
<a onclick="sample(<%= @users %>)">users</a>
しかし、視覚的にはConsoleからしか確認できないため、
画面に出力できるように少し修正する。
画面に出力できるように少し修正する。
Example:
<script language="JavaScript">
function sample(users) {
console.info(users)
for(var i in users) {
$("#output").append("<li>" + users[i].name + "(" + users[i].age + ")" + "</li>")
}
}
</script>
<a onclick="sample(<%= @users %>)">users</a>
<ul id="output"></ul>
usersリンクをクリックすると各ユーザのデータがliタグで表示されます。
段々と脱線してきたので、これで実験終わりにします。
段々と脱線してきたので、これで実験終わりにします。
動かなかったら、多分jQueryが必要かも…?
Speaking to oneself
お好きな方法をお使い下さい。
どれを使うかの判断は、お任せします。
どれを使うかの判断は、お任せします。
Phoenix-FrameworkでFullCalendarを使っているサンプルにて、参考になるソースコードを作成しています。
Github: https://github.com/darui00kara/full_calendar_sample
Github: https://github.com/darui00kara/full_calendar_sample
Bibliography
HTML5.jp: http://www.html5.jp/tag/attributes/data.html
JavaScript プログラミング講座: http://hakuhin.jp/js/json.html
JavaScriptのデバッグが捗る!コンソールにログを出力する方法: http://www.hp-stylelink.com/news/2014/01/20140112.php
設計力に学ぶデザインドリル jQuery入門: http://www.jquerystudy.info/index.html
JavaScript プログラミング講座: http://hakuhin.jp/js/json.html
JavaScriptのデバッグが捗る!コンソールにログを出力する方法: http://www.hp-stylelink.com/news/2014/01/20140112.php
設計力に学ぶデザインドリル jQuery入門: http://www.jquerystudy.info/index.html